活動内容
三つの活動を通じて、AIRDS は AIロボット駆動科学の発展を支える研究基盤と協働の場を創出しています。
人をつなぐ活動|コミュニティ・プラットフォーム運営
AIRDSは、産学官の研究者・技術者が最新知見を共有し、自由に議論できるコミュニティ基盤を提供します。シンポジウムや研究会に加え、会員専用ワークスペース(Slack等)を通じて、日常的な情報交換と新しい協働の機会を創出しています。
AIロボット駆動科学シンポジウム(年1回)
国内外の第一線研究者・企業が集い、最新の研究成果、技術動向、社会実装の可能性を共有する大型イベント。分野横断の対話を促し、AIロボット駆動科学の未来像を共に描きます。
AIロボット駆動科学研究会
特定テーマを掘り下げ、実務的な知見・事例の共有や議論を行う中規模イベント。産学官の参加者が課題や最新動向を持ち寄り、実践的なアイデアの創発や共創のきっかけを作ることを目的とし、定期的に開催いたします。
会員専用ワークスペース運営(2026年度運用開始にむけて準備中)
会員が自由に議論・情報共有できるオンラインコミュニティ。研究相談、技術交流、協働プロジェクトの募集など、継続的なネットワーク構築の基盤となる"常設の対話空間"として機能します。
知をつくる活動|研究基盤の体系化・標準化
AIロボット駆動科学の中核となる技術・プロセス・理論を整備するため、AIRDSは複数の分科会を設立いたします。機器接続性、ワークフロー記述、メタサイエンス、ベンチマークなど、領域横断の専門家が集まり、標準化・理論構築・評価方法など研究基盤の高度化を進めるため、鋭意準備中です。
コネクティビティー・アーキテクチャー分科会(設立準備中)
AI・ロボット・実験装置を統合するための通信方式や連携手順を検討します。SiLA2など既存標準を踏まえつつ、AI連携やロボット間連携を含むAIロボット駆動科学全体のワークフローを標準化し、相互運用可能な研究基盤の構築を目指します。
ワークフロー記述分科会(設立準備中)
仮説生成から実験実行・解析までの研究プロセスを、交換可能な形式で記述するための標準化に取り組みます。分散開発や共有を可能にするため、まずは実験プロトコル記述形式の標準提案に注力し、再現性と協働性の高い研究ワークフローの実現を目指します。
メタサイエンス分科会(設立準備中)
AI駆動科学を「科学の科学(science of science)」の視点から再定義し、科学活動の知的プロセスを情報システムとして表現するための基礎理論を構築します。関連団体と連携し、政策提言も視野に入れながら学術的・社会的基盤づくりを進めます。
ベンチマーク分科会(設立準備中)
AIおよびロボットそれぞれに対する性能評価指標やベンチマークを策定し、コンペティション企画などを通じて基盤整備を進めます。AIロボット駆動科学における性能評価と研究促進の共通基盤を構築し、産学官が参照できる客観的な指標づくりを推進します。
外とつながる活動|国際協働・外部連携
AIロボット駆動科学の国際的な発展を促進するため、AIRDSは海外研究機関、コンソーシアム、企業との連携窓口を担います。国際共同研究やワークショップの企画、海外動向の共有を通じて、国際連携基盤を構築します。